食パンはホームベーカリーで焼いています。
焼きたての食パンは本当においしいし、手軽に無添加のもの食べられるのも気に入っています。
でも、あるとき息子に言われたんです。「柔らかいパンが食べたい…」
言われてみるとここ最近、食パンがかたいんですよね…。
パンは生き物といわれるように、気温や水加減などで仕上がりが変わるもの。なので、たまたまかな?くらいに思っていたけれど、息子に言われて勘違いではないと確信しました。
わが家と同じように、ホームベーカリーで食パンを作っている方で同じ経験をしたことはありませんか。
調べてみると、食パンがかたくなるのはいろいろな原因があることがわかりました。
そこでこの記事では、ホームベーカリーの食パンがかたくなる原因について紹介します!
ホームベーカリーでふわふわの柔らかい食パンが食べたい方は参考にしてくださいね。
ホームべカリーの食パンがかたい
焼きたてふわふわのパンが食べられる!そう思って使い始めたホームべカリー。
焼き上がりは香ばしくて、やわらかい食パンは本当に感動ものでした。でも、最近なぜか食パンの耳がかたく感じるようになってしまい…。
強力粉や砂糖、バターのメーカーもすべて同じなのに、パンケースから取り出した食パンはカチカチ!切る前からかたいとわかるレベルです。生地も少しパサついているような?
フランスパンが大好きな上の子は食パンの耳がかたいほうが喜ばれるのですが、下の子は柔らかいほうが好み。
私も食パンはやわらかいほうが好きなので、これではおいしさも半減。満足感もダダ下がり…。
食パンがかたくても、味はもちろんおいしい!でも、好みに合わせてねらった通りのかたさのパンが焼きたい…
ホームべカリーの食パンがかたい理由は?
ホームベーカリーの食パンがかたい理由は、次のようにいろいろあります。食パンがかたい気がすると感じている方で、思い当たることはないでしょうか?
- 焼き時間が長い
- 焼きあがってもパンケースで放置している時間が長い
- 水分が多い
- 発酵しすぎorしなさすぎ
焼き時間が長い
わが家で使っているホームベーカリーはMK精工のものです。焼き色の設定が「うすめ・ふつう・こいめ」の3種類あります。
焼き時間が長いほど焼き色がつき、それに応じて食パンの耳がかたくなります。
パンの耳がかたい場合は、焼き色の設定を「うすめ」にしてみましょう!
焼きあがってもパンケースで放置している時間が長い
焼きあがってもパンケースの中に置いておく時間が長いと、食パンの耳がかたくなってしまいます。
実際のところ、焼きあがったら食パンをすぐにパンケースから取り出せるときもあれば、そうでないときもありますが…。
食べ比べてみると、やっぱりすぐに取り出したほうがパンの耳は柔らかく感じました。
焼きあがったらすぐに取り出すようにしましょう!
水分が多い
食パンの材料として水がありますが、たくさん入れたほうが生地が柔らかくなる気がしませんか。
そう思って適当に水分を多くして試してみたことがありますが、これが意外と逆効果。
焼きあがりの生地を比べてみると、水分を多めに入れたほうの食パンのキメが粗くなっていました。
慣れてくるとついいい加減になってしまうけど、しっかり計量するのはとても大事!
発酵しすぎ?しなさすぎ?
食パンの材料のひとつ、イースト菌。パンが生き物といわれる所以は、まさに発酵食品だからです。
イースト菌が発酵しすぎると、食パンのキメが粗くなったりパサついたりして食感が損なわれます。逆に、発酵しなさすぎも生地が膨らまない原因にも。
たとえば使っているドライイーストが古くなり、イースト菌の発酵パワーが弱まっているせいで、やわらかいパンが焼けないということもあります。
気温も影響するし、分量でも食パンの発酵具合が変化。イースト菌の扱いはむずかしい…
ドライイースト菌をはこちらを使っています。持て余しちゃうかも?と思うくらい大容量。使わない分は冷凍で保管しています。
ホームベーカリーでやわらかい食パンを作りたい!
ホームベーカリーのメーカーが推奨している食パンレシピは、どれをとっても同じものはなく、分量が違います。
もし好みの食パンじゃないと思ったら、いろんな食パンレシピを試してみるのもおすすめです。
地道ですが、これもまた楽しいみのひとつ。分量はしっかり計量して、雑にならないようにだけは気をつけています!
それでも思ったほどふわふわにならないと思ったら、思い切って違うレシピに挑戦してみるのもいいかも。
ここからは、いろんな食パンのレシピを試しているなか、クックパッドで見つけたレシピをご紹介。とっても柔らかくておいしくできたので、ここ最近は、もっぱらこちらのレシピで作っています。
【しっとり絹どけ ライス麦パン】
- ご飯+水 80g+水100cc
- 強力粉 210g
- ドライイースト 4g
- 砂糖 17g
- 塩 4g
- バター 20g
- 牛乳 60cc
作り方はとっても簡単!まず、ホームベーカリーに材料を入れる前に、軟飯を作ります。
軟飯の作り方は、「ご飯と水を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら火を止めて粗熱をとる」でも、「耐熱容器にご飯と水を入れレンジで加熱して冷ます」でもOK。
こちらのレシピはご飯も使っているので、強力粉の分量が少ないのがいいところ。グルテンをなるべく摂りたくない方にもおすすめのレシピです。
腹持ちがいいような気がするのも気に入っています。
バターの量を多くするのもやわらかい食パンを作るポイント。水分を水ではなく牛乳にしてみるのも効果的!
抜群の切れ味。
まとめ|ホームベーカリーのパン生地つくりは奥深い
ホームベーカリーで焼いた食パンがかたいと悩んでいる方に気をつけたいポイントは、①焼き時間を短めにする ②パンケースに放置しない ③水分量 ④発酵具合です。
パン作りは材料だけではなく気温の影響も受けるので、ちょっとした変化で仕上がりが大きく変わってきます。
思うような食パンができなかった…と思うことはよくありますが、うまく焼けたときの喜びもひとしお。
ホームベーカリーは、食パンひとつとってもいろんな配合で自分好みのパンを作れる楽しさがあります。もちろん菓子パンやピザ生地なども作れる楽しみも。
まだ好みの食パンを作るための道なかばですが、これからもパン作りを楽しんでいきたいですね!