DIY PR

無垢床の階段を塗装DIY!作業しながら階段も使える便利な方法

※ 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

無垢床は暖かくてサラサラ、夏場のベタつきもなく冬場は暖かいので子供たちは通年裸足。

無垢床は気持ちがよくとても魅力的ですが、デメリットがあります。そのひとつがメンテナンスの必要なこと

  • 無垢材の塗装のタイミングはいつ?
  • 無垢階段の塗装ってどうやるの?
  • 塗装中でも階段を使うにはどうしたらいいの?

そこでこの記事では、長く使っていくには手入れが欠かせない無垢床階段の塗装についてまとめます。

DIYでセルフメンテナンスしようとしている方や無垢床を検討している方は、参考にしてみてくださいね。

※ 記事内に商品プロモーションを含む場合があります

無垢床の階段を塗装DIY:メンテナンスの間隔は?

無垢床は定期的なメンテナンスが必要ですが、いつ塗装すればいいのかタイミンや目安で迷うと思います。

水回りや強い日差しが当たりやすいところなど木が使われている環境によって塗装時期も変わってきます。

実際住んでいると、早ければ1年ほどで塗装しなければ…と感じるところもあり。

リビングやキッチンの他、トイレや洗面所の床まですべて無垢材を使っているわが家。

場所によりけりですが、日が当たる窓辺の木枠や水回りの洗面台、床の気になった部分のみ、大体2年おきくらいの頻度で塗装しています。

階段部分の塗装(メンテナンス)は初めてで、家が建ってからなので約10年ぶりになります。

無垢床の階段をDIY塗装:メンテナンスのタイミング

我が家で階段のメンテナンスが必要だと感じた理由はこちら。

  • 床の汚れ
  • 無垢板の割れ
  • 床鳴り

床の汚れ

メンテナンスを感じてきた理由として、まず気になってきたのが床の汚れ黒い汚れがついているところが増えだんだんと目立ってきました。きれい取ろうとしても、汚れのこびりつきがひどくてなかなか取れません。

工務店の方が家に来たタイミングで汚れを見てもらったところ、この黒い汚れは松ヤニによるものだそうで、これに汚れが付いて黒くなっているとのこと。

たしかに子どもたちは年中裸足なので、皮脂汚れがつきやすいのかも…ともあれ、汚れ落としにはベンジンやアルコールを薄めれば取れると教えてもらいました。

床の割れ、床鳴り

階段床の割れ

よく見ると、床が割れています。冬になり木部の乾燥が進むと、さらに割れる可能性があるので早めに対処したほうがよさそうです。

それと同時に、床鳴りも気になってきました。階段の踏み板によって、歩くと「バキっ」と大きい音がする箇所があります。

かなり木に負担がかかっているような大きな音なので、割れが大きくなる前に早く木を潤した方が良さそうだと感じるようになりました。

無垢床の階段を塗装DIY:塗装作業中でも生活に支障がないようにできる!その方法は?

階段マスキング

階段塗装で一番困るのは塗料後の乾燥時間です。オイルの種類によりますが、乾燥時間は最低でも半日かかります。

わが家はリビングが2階、トイレやお風呂場は1階なので、階段を使わずには生活できません。なので、生活しながらどうやって塗装するにはどうしらたいいのか?ずっと悩みの種でした。

そのため塗装時期がズレていたのですが、あるとき階段を真ん中で分けて半分づつ塗装していく方法を思いつきました。

そうすると、階段を歩くときは塗装していない側を使えるので、階段が全く使えないということがなくなります。

一度に全部塗装できないので時間がかかる方法ですが、生活しながらも同時に塗装できるのがとても便利です!

無垢床の階段を塗装するのに必要なもの

塗装に必要なものはこちら。

  • 汚れ落とし(アルコール、スクレーパー)
  • 塗装オイル
  • 塗装ブラシ
  • マスキングテープ
  • サンドペーパー
  • ウエス(布)

無垢床の階段をDIY塗装する手順

以下のような流れで、塗装を進めていきます。

  1. 汚れ落とし
  2. サンドペーパー(#120〜#240)で木部を整える
  3. マスキングテープで汚れ防止
  4. 塗装
  5. 乾燥

それでは、階段の汚れ落としから見ていきます。

汚れ落とし

汚れ落としに使用したもの

    • スクレーパー
    • シールはがし

 

シール剥がしスクレーパー

汚れ落としにはアルコールやベンジンで落とせると教えてもらったものの、家の中に代用できるものがないか探してみることに。

そこで思いついたのがシールはがし

シール好きな子供が色んなところに貼り付けてしまうので、その対策に常備しているものなのですが、なかなか減るものでもないので、こちらで代用することにしました。

木部は繊細なので、念の為全体に使う前に一部分で試しに使って状態をチェックしました。

とくに問題はなさそうなので、シールはがしとスクレーパーを使っていざ汚れ落とし!

シール剥がしを使う前に、必ず試し使いして問題がないことを確認してから使ってください。

汚れ落とし

木部を傷めないように、シール剥がしの液を薄く伸ばしていきます。

汚れ落とし2

素早くスクレーパーでこそげとります。

汚れ

すると、スクレーパーには黒い汚れがしっかり溜まっているのがわかります。

汚れが取れたらキッチンペーパーで木の部分のシール剥がしの液を素早く拭き取ります。

地道ですが、これを繰り返して階段床の汚れを取っていきます。

Before↓階段汚れ

After↓

階段汚れafter

汚れがきれいに取れました!

ヤスリがけ

汚れを落としたら、続いてヤスリがけをしていきます。

使用したもの:サンドペーパー#120〜#240

左が#120で右が#240のサンドペーパー

サンドペーパー#240を使って表面を研磨していきます。深い傷があるときは#120くらいを使うといいです。

サンドペーパーを使うのは木部の表面を整えて仕上がりをきれいにするため。

木部表面が整え終わったら、塗料汚れを防ぐためにマスキングテープを使って壁が汚れないように保護していきます。

マスキングテープで汚れ防止

階段マスキング

木製の壁にはオイルがついても構わないので、漆喰部分を守るために漆喰の壁側のみマスキングしました。

そして、作業を二分するために、階段の真ん中にもマステを貼ります。

時間はかかりますが、作業は半分づつ進めていきます。

右側の部分を塗装し乾燥している間は、まだ塗装していない左側を使うことができるので1階と2階の行き来ができます。

右側の塗装と乾燥が終わったら、左側の作業をしていきますが、このときは右側を生活動線に使うことができます。

階段の真ん中に貼っているマステの下部分の塗装も忘れずに!

片側の塗装が終わったら、マステをズラしてからもう片側を塗装していきます。

塗装

ワトコオイル

使用したもの

  • ワトコオイル(ナチュラル)
  • 塗装ブラシ(DAISO購入)

わが家の床材のオイルにはワトコオイル(ナチュラル)を使っています。ワトコオイルはオイルフィニッシュで、木材の表面に塗膜を作らない浸透タイプの塗料です。木の内部にオイルが浸透していくことで木材を保護したり、きれいに長持ちさせたりする効果があります。

塗装用のブラシは、DAISOで買ったものを使用しました。塗料後のブラシは、塗料が乾燥して次の日には固くなってしまいます。再塗装する場合は、数日の間なら固くなったブラシでもすぐに柔らかくなって使えるので問題ありません。

でも、しばらく経ってから再塗装する場合は、ブラシが硬くなってしまうので新品を使うことをおすすめします。そのため、100均のもので十分なので、あらかじめ何本か準備しておくと便利ですよ。

塗装の流れはこちらです。

  1. サンドペーパーで木部の表面を木目に合わせて研磨していく
  2. オイル(1回目)を塗布し、約15〜30分放置
  3. 余分なオイルをウエス(布)で拭き取る
  4. 再度、オイル(2回目)を薄く塗る ※2回目の塗料は1回目の約1/4の量
  5. 余分なオイルをウエス(布)で拭き取る
  6. 12〜24時間乾燥させたら完了

乾燥中は塗料のニオイが気になる人が多いと思います。私は慣れましたが、夫や子どもたちはニオイが気になるようでとても嫌がります…乾燥中もニオイが充満するので、できるだけこまめに換気をするようにしました。

仕上がり

階段仕上がり

階段塗装が終わると、見違えるほどの仕上がりに大満足!ワトコオイルのいいところは、木目を活かした自然な仕上がりになるところ。

色はナチュラルを使用しているので、木そのものを活かした色合いになります。仕上がり直後は濡れ色ですが、だんだんと飴色に変化するので経年を楽しむことができます。

無垢床の階段を塗装DIY:まとめ

無垢板の階段を約10年ぶりに塗装したまとめです。

メンテナンスを始める前までが正直めんどくさく感じるのですが、取り掛かり始めると意外とサクサク進みました。

汚れ落としには我が家はシール剥がしで代用。メンテナンスは完璧を目指さずに、気になったらまたやろう、と軽い気持ちで進めました。

階段を縦割りして半分ずつ塗装していくことで、階段が全く使えない状況にはならず普段の生活に支障をきたすことなく作業ができました

メンテナンスの手間はかかりますが、無垢床を長く大事に付き合っていくためにはメンテナンスは必須です。メンテナンスと上手に付き合いながら、味わいのある経年劣化を楽しんでいきましょう!

※ 記事内に商品プロモーションを含む場合があります