6月から7月にかけて実り出すブルーベリー。フレッシュなブルーベリーを食べたい、そう思って家庭菜園にトライする方も多いのではないでしょうか?
そんなわが家もその1人で、家庭菜園でブルーベリー栽培をすることにしました。でもブルーベリーって、とにかく品種が多くて選ぶのが大変なんですよね…。
しかもブルーベリー栽培といえば、2本植えることが基本なんですが、その組み合わせ方にもコツがあるんです。
そこでこの記事では、わが家が悩みぬいて選んだブルーベリーの品種と、品種を選ぶコツについて紹介します。
ブルーベリーを栽培したいけど、どうやって品種を決めたらいいの?
そう思っている方は、こちらの記事を読むとお好みのブルーベリーを見つけるポイントを抑えやすくなるはずです。ぜひ参考にしてみてくださいね!
ここだけは抑えたい!ブルーベリーの品種を選ぶ基本
まず、ブルーベリー栽培においてもっとも大事なことがあります。
- 2本植える
- 同系で異品種から選ぶ
これは、ブルーベリーが同系の異品種を近くに植えないと結実しにくいためです。
ブルーベリーは基本的に2本を近くに植えますが、例外として1本だけで実がなる品種もあります。
【⭕️ 正しい組み合わせの例】
同系異品種を選ぶ
- ラビットアイ A × ラビットアイB
- ノーザンハイブッシュA × ノーザンハイブッシュB
- サザンハイブッシュA × サザンハイブッシュB
【✖️ 間違った組み合わせの例】
①同系同品種を選ぶ
- ラビットアイ A × ラビットアイA
- ノーザンハイブッシュA × ノーザンハイブッシュA
- サザンハイブッシュA × サザンハイブッシュA
②異系異品種を選ぶ
- ラビットアイ A × ノーザンハイブッシュA
- ノーザンハイブッシュA × サザンハイブッシュA
- ラビットアイA × サザンハイブッシュA
ブルーベリーの品種は100種類以上ある
現在日本で流通しているブルーベリーの品種は、100種類以上あるともいわれています。
品種は大きく分けて2種類あり、ラビットアイ系とハイブッシュ系です。さらにハイブッシュ系は、ノーザンハイブッシュとサザンハイブッシュにわかれます。
- ラビットアイ系
- ハイブッシュ系:①ノーザンハイブッシュ ②サザンハイブッシュ
それぞれの系統の特徴は、次のとおりです。
ラビットアイ系
- 樹高 :高い
- 樹形 :ワイルド
- 葉 :ギザギザした鋸(のこぎり)葉
- 実 :大玉
- 実の数:多い
- 環境 :温暖向き
実が熟す前に赤くなるのがウサギの目に似ていることから名付けられたラビットアイ系は、初心者にも育てやすいといわれています。
ハイブッシュ系①ノーザンハイブッシュ
ノーザンハイブッシュとサザンハイブッシュにわかれるハイブッシュ系。
- 樹高:低め(〜2m)
- 樹形:コンパクト
- 葉 :つるつるして繊細な見た目
- 環境:寒冷地向き
アメリカの7大品種のブルーベリーといえば、すべてがノーザンハイブッシュのもの。輸入物のブルーベリーを食べ慣れている方にとっては、馴染みのあるブルーベリーの味かも?
ハイブッシュ系②サザンハイブッシュ
サザンハイブッシュ系は、ノーザンハイブッシュ系から品種改良されたもの。酸味が少なく、食べやすいのが特徴です。
わが家が選んだ家庭菜園のブルーベリー品種!
これらを踏まえて、わが家が悩み抜いて選んだ品種がこちらです。
サザンハイブッシュ系:オニール × サンシャインブルー
ちなみに、わが家は関東住まい。寒冷地にはノーザンハイブッシュ系、温暖地にはサザンハイブッシュ系かラビットアイ系がおすすめ!
この2品種に決めた理由は、以下の理由からです。
ブルーベリー栽培の理想とは?わが家のケース
- 大きさ → コンパクトなもの
- 育てやすさ → 簡単で丈夫なもの
- 耐寒性 → 強いもの
- 酸味 → なんでも
- 甘味 → なんでも
- 実の数 → 多い
- 実の大きさ → 中玉以上
こんな感じで、気温や広さといった育てる環境からブルーベリーの収穫量や味の好みまで、だいたいの理想を考えてみると品種を絞りやすくなりますよ!
サザンハイブッシュ系は家庭菜園向きのブルーベリー品種
わが家は庭に地植えできるスペースがないので、ブルーベリーを鉢植えで育てることにしました。選んだのが、サザンハイブッシュ系のオニールとサンシャインブルーです。
オニール
わが家が選んだ1本が、サザンブッシュ系のオニール。丈夫で育てやすく、味も食べ応えも申し分のない優秀な品種です。花が咲く期間が長めなので同系異品種との相性もよく、2本のうち1本をオニールを選ぶ方が多い印象があります。
サンシャインブルー
サンシャインブルーは、耐暑性のあるラビットアイ系と品質のいいハイブッシュ系の良いとこどりをした優良な品種。土壌の適応力が高く、弱アルカリ性の土壌でも育つ丈夫さを兼ね備えています。さらに、1本でもたくさん実をつける自家結実性のあるので、小スペースにおすすめの品種です。
限られたスペースなのでサンシャインブルー1本でもよかったのですが、食べ比べて味の違いを感じてみたいので、わが家は2本選びました!
番外編!シャープブルー
品種を選ぶとき、実はサンシャインブルーと迷ったのがシャープブルー。こちらもサザンハイブッシュの中で人気がある品種で、非常に強健で育てやすいのが特徴です。一度ブルーベリーを枯らしてしまった経験から、とにかく丈夫なものということで候補にしていました。
ただブルーベリー栽培をしている方の口コミで、シャープブルーの花が早く咲いてしまい、もう1本の成熟期とズレてしまった…という例があったそう。育てるからにはたくさん収穫したい…!そう思って断念しました。
品種を2本選ぶときは、花が咲いて実がなる時期が重なっていることも大切!
ブルーベリー栽培〜品種を決めたらいざ購入!
品種を決めたら、苗を探しに行きます。わが家はホームセンターをいくつかハシゴして、取り扱っている品種を下調べしました。
手乗りサイズのものから立派な大株まで、サイズも品種もお店によって様々で1つずつ名前をチェックしながら歩くのは結構時間がかかります…
とはいえ6月中旬前後に見に行くと、実がなっている様子が実際わかるので選びやすかも!
2品種組み合わせて鉢植えにする予定でしたが、ちょうど欲しい品種が1つの鉢に植えられている混植タイプがあったので、こちらを購入して持ち帰りました。定価は1800円ほどでした。
まとめ|ブルーベリー品種を決定!家庭菜園で栽培を楽しもう
初心者にとって、なかなかハードルが高いブルーベリー栽培。それも数ある品種から選ぶため、準備にも時間がかかってしまうからです。
でも、要点を抑えると品種選びグッと簡単になりますよ。6月はブルーベリーが実る時期なので、ホームセンターでは実がついているものを買うとすぐに味わうこともできます。
自分で育てたブルーベリーが食卓に並んだら最高ですね!ブルーベリー栽培を一緒に楽しみましょう。