2階リビングと聞いてもつイメージはどのようなものでしょうか?
個人的にはおしゃれで良いイメージしか持たなかったのですが、なかには2階リビングに後悔している人もいるみたいですね。
2階は暑いので光熱費が高いという声も聞きます。
我が家は2階リビングですが、住み始めて3年以上たった今でもやっぱり2階リビングで良かったと感じています。
でも、実際住んでみると、ちょっと大変だなと感じているところも確かにあります。
- 2階リビングの使い心地はどう?
- 2階リビングの具体的なデメリットは?
この記事では、実際3年以上住んでみて感じた2階リビングの良いところや、不便なところをご紹介します。
2階リビングは後悔しない?:使い心地のメリット
実際住んでみて感じた2階リビングのメリットはこちらです。
- 開放感
- 明るい
- プライバシー確保
- 光熱費抑える
開放的
リビングに大窓があるのでとても開放的です。
空が見えやすいのは1階よりも2階の方なので、目の前の奥行きが広がります。
空が近いのも開放的に感じる要素のひとつで、天気が良い日のリビングはとても気持ちがいいです。
明るい
2階リビングは、日当たりが良いのでとにかく明るい!
自分が家に求める優先順位として、日当たりの良さを重視する方は、かなりオススメです。
リビングは家族が一番集まり、家の中で過ごす時間が最も長い場所なので、明るいに越したことはありませんよね。
賃貸暮らしをしていた時、リビングの日当たりがあまり良くない物件に住んだことがありましたが、部屋の明るさで気分も左右されることに気付かされました。
また、たいてい戸建ての場合、1階よりも2階の方が明るいと感じるもの。
もし、家に求める条件として日当たりが最優先の方は、2階リビングがとても向いていると思います。
プライバシー効果
2階がリビングだと周りの人との視線が合いにくいのでプライバシー効果があります。
家の前の道路を誰かが歩いても、隣人が庭仕事をしていても、2階リビングなら関係がありません。
天気のいい日はあまり人目を気にせずに、レースのカーテンを全開にして過ごすことができます。
冬場の光熱費が抑えられる
2階リビングのデメリットに、夏場は部屋の中がとても暑くなるので光熱費がかかる、というものがあります。
確かに、夏場の2階部分は1階よりも暑くなるので、夏場の光熱費は必然的に高くなる傾向にあります。
そこだけを見ると2階リビングなのに光熱費が抑えられるというのは矛盾していますが、逆に、冬場を考えると光熱費がかなり抑えられていると感じます。
しかも、エアコンの光熱費を考えた場合、冬場よりも夏場の方が安いです。
例えば、夏の外気温35℃を室温26℃に冷やすのと、冬の外気温0℃を室温20℃にするのとで比べてみると、差分が夏は10℃に対し、冬は20℃。
外気温 | 設定温度 | 室温と設定温度の差 | 電気代 | |
夏 | 35℃ | 25℃ | 10℃ | 安い |
冬 | 0℃ | 20℃ | 20℃ | 高い |
エアコンの消費電力を考えると、部屋を暖めたり冷やしたりする温度差が大きいほど電気代が高くなります。
つまり、同じ時間エアコンを使っている場合、夏場より冬場の方が電気代がかかるということ。
ちなみに我が家は関東住まいですが、冬場の天気のいい日にカーテンを全開にして日差しを取り込むと、日が差し込む間はエアコンが要らない時もあります。
2階に上がろうと歩いていると階段の中腹辺りから急激に暖かくなるのを肌で感じるほど。
年々電気代が値上がりしているのでエアコンを使わなくても済むのは経済的ですね。
2階リビングは後悔しない?:使い心地のデメリットと対処法
3年間住んでみて実際に感じた2階リビングのデメリットとは、どのようなものでしょうか。
合わせて私が思う対処法についてまとめました。
- 足音がひびく
- 防犯上、夜中1階窓が開けられない
- 荷物を運ぶ手間がかかる
- 荷物の受け取りが面倒
- 大型家電や家具の搬入費用がかかる
- 庭で遊ぶ子供が見られない
- 老後が大変そう
足音がひびく
我が家はリビングの下がちょうど寝室になっています。
なので、寝室にいる時に子どもたちが2階で遊んでいると音がダイレクトに伝わり正直うるさいです。
足音もそうですが、トミカなどのおもちゃを落とす音も結構響きます。
週末ゆっくり寝ていたくても、子供たちが朝早くから遊ぶ音が騒がしく感じます。
また、体調が悪くて寝室で休んでいるときも、音が気になってゆっくり休まらないときもあります。
音に敏感な人が2階リビングを希望する場合は、リビングの真下の間取りをどうするかをしっかり考えた方が良いでしょう。
もし、私がどうしても我慢できなくなったら耳栓を使えば対策できそうなので、個人的にはあまり負担に感じていません。
防犯上、夜中に1階窓が開けられない
我が家の寝室は1階なので、防犯上窓を開けて寝ることができません。
真夏日以外の朝方はたいてい冷えるので、窓を開けていたらエアコン要らずのときが多々ありますよね。
でも、そんなときでも窓が開けられないのはとても不便。
就寝中は冷えすぎないようにエアコンをあまり使いたくないときもあるのですが、防犯上仕方ないので割り切っています。
荷物を運ぶ手間がかかる
だんだんと子どもたちが大きくなり食べる量が増えているので、1回の買い物量も増えてきました。
買ったばかりの大量の食料品を2階に運ぶのは、結構な労力です。
帰宅後すぐに全てを2階に運ぶとなると何度も階段を行き来することになり一度に全部運ぶのはとても大変…
そこで、我が家がやっていることはすぐに冷蔵庫に入れたい要冷蔵品だけを運ぶようにして、他は後回しにするなど分散して運ぶようにしています。
1階にあるトイレから戻るついでに他の荷物を持ってくるなど、運び方を工夫することであまり負担に感じていません。
荷物の受け取りが面倒
Amazonや楽天などネット通販を利用することが多いので、荷物の受け取りは地味に手間です。
2階のリビングにいるときにインターホンがなってから1階で受け取るまでに結構時間がかかっています。
でも、玄関先に宅配ボックスを設置し、直接のやり取りを減らすようになってからだいぶ楽になりました。
大型家電や家具の搬入費用がかかる
これはあまり頻度が高くはないのですが、大型家電や家具を搬入する際、2階だと別途費用がかさみます。
実際、我が家で発生した家具家電は、冷蔵庫とアップライトピアノ。
冷蔵庫は+3000円、ピアノは+3〜4万円ほどの費用が別にかかりました。
ピアノは家の作りから2階の大窓から搬入するしかなく、クレーンで釣り上げて搬入することになったので大掛かりでした。
1階リビングなら費用がかからない分、大きな出費になる場合がありますが、大型家具や家電を買うことは何度も発生するわけではないので割り切っています。
庭で遊ぶ子供の姿がリビングから見られない
2階がリビングだと子供が庭で遊んでいるときに、様子が見られないのが不便です。
1階がリビングなら遊んでいる姿を見ながら家事ができそうですが、2階リビングだとそうはいきません。
でも、子供が庭で遊んでいるときは、1階でしかできない家事(我が家の場合は洗濯やお風呂掃除など)をしたり庭仕事をしたりして過ごすようにしています。
老後が大変そう
2階リビングのデメリットとして、老後が大変そうという声があります。
我が家は1階にしかトイレがないので、リビングからトイレに行く度に階段を使わなければなりません。
弱った足腰で、階段を歩かないといけないのが大変になりそうだと想像できます…
なってみないとわかりませんが、丈夫な足腰には適度な運動は必要なので、そのためにも、年を取ったときを見越して丈夫な足腰をつくるための運動はしていきたいと思っています。
2階リビングは後悔しない?使い心地は?:まとめ
実際に住んで感じた2階リビングの良いところや不便なところのまとめです。
2階リビングにはメリットもデメリットもありますが、最もメリットに感じているところは、日当たりの良さ。
また、2階リビングのメリットは開放的で明るく、プライバシー効果もあるところ。
夏場だとたしかに暑いですが、逆に言うと冬場は暖かいので光熱費が抑えられるメリットがあります。
逆に、2階のデメリットで一番思うのは就寝時の防犯。
寝室が1階なので窓を開けて寝られないところが一番のデメリットに感じているところです。
足音が気になったり荷物運びが大変で不便なところもありますが、たいてい生活を工夫したりすることで対処できるので、今のところ不便に感じていることはありません。
家族で過ごすことが多いリビングの部屋が明るいと気分も明るくなります。
個人的には、2階リビングで本当に良かったと感じています!
2階リビングにしなきゃ良かったと後悔している声も聞くので、これから2階リビングを考えている方の参考になれば嬉しいです。