庭に念願のウッドデッキをDIYで作りました。
ウッドデッキがあると見た目良いし、くつろいだり子供を遊ばせたりバーベキューをしたりと、家族でできる楽しみ方も色々増えます。
- ウッドデッキがほしいけどオーダーは高いし、既製品だとサイズが合わない…
- DIYで作ると安いって聞くけど、実際はどうなの?
そう思っている方はいませんか。
大物をDIYするなんて無理!始めはそう思っていましたが、天然の木でウッドデッキを安価に作れる方法はDIY一択。
ウッドデッキを自分で作るとなると作業時間はもちろんかかりますが、材料選びなどの下調べにも結構時間がかかります。
- ウッドデッキの費用は?
- ウッドデッキのサイズは?
- デッキ材はどうやって選ぶ?
など、ウッドデッキをDIYしたいと思ったら次々疑問が出てきますよね。
そこで、この記事では、イタウバ材を使って作ったウッドデッキについて、費用やサイズ、デッキ材の選び方、経年変化などについてまとめました。
ウッドデッキを作ってみたい!そう思っている方の参考になれば嬉しいです。
ウッドデッキ材料におすすめはイタウバ|①サイズ
↑完成直後のウッドデッキ
ウッドデッキのサイズと使用した木材はこちら。
- 大きさ:横2800×奥行き1100mm
- 基礎部分の木材:セランガンバツ
- 床板の木材:イタウバ
- ウッドデッキ 材料 おすすめ イタウバ
ウッドデッキ材料におすすめはイタウバ②木材の選び方
ウッドデッキの床材に選んだのはイタウバです。
木材にはたくさんの種類があり、ハードウッドからソフトウッド、耐用年数も様々。
ウッドデッキをDIYする場合、木材の選び方は一言でいえば、好み。
そこに予算と耐用年数、使用環境などを考慮して選びました。
木材選びの優先順位
木材を選ぶにあたり、我が家の優先順位はこのようになりました。
- 丈夫なハードウッド材にする
- メンテナンスが楽なものにする
- 肌触り(安全性)が良いものにする
- 木材の費用は財布の紐と相談
ウッドデッキはとにかく大物でDIYするのも大変なので、何度も作り変えることになっては困ります。
そこで、メンテナンス要らずで丈夫、耐久年数があるハードウッド材にすることを最優先にしました。
ちなみに、ハードウッドよりも安価に手に入るヒノキ(ソフトウッド材)も検討しましたが、耐久性が劣るので却下。
また、生活をする上でメンテンナスの有無も重要です。
その点、ハードウッドは腐りにくいため、塗装要らずでメンテナンスがほとんどかかりません。
数年ペースで塗装しなければいけない木材と違って、手間がかからないことは魅力的です。
さらに優先したかったのは、安全に使えること。
我が家はちいさな子どもがいるので、裸足で走り回ることも考えてささくれができにくいイタウバ材にしました。
一方、直接肌が触れることがない基礎部分は、セランガンバツを使っています。
セランガンバツは、ホームセンターでハードウッドの中では一番安価に手に入る木材だったので、コストを抑えるために使いました。
費用に関しては安いに越したことはないですが、できるだけ長く使っていくことを考えたので、そのために多少高くなっても構わない、と割り切るようにしました。
安価な材を選んだことでまた作ることになっては、手間もコストも倍にかかります。
そもそもDIYすることで費用を抑えたので、できるだけも木材は出し惜しみしないことにしました。
ウッドデッキ材料におすすめはイタウバ③その他のハードウッド
ハードウッドには、いくつか種類があります。
ウッドデッキをDIYするにあたり検討したハードウッドの種類はイペ、ウリン、セランガンバツ、イタウバです。
そこで、これらのハードウッドについて簡単にご紹介します。
【ハードウッドとは?】
東南アジアや南米が原産の丈夫で堅く耐久性も高い木材のこと。水に強く腐りにくいので、桟橋やウッドデッキ材や船の甲板などに使われています。
ハードウッドの種類と特徴
紹介するのは、我が家が検討しハードウッドの種類(イタウバ、イペ、ウリン、セランガンバツ)と特徴です。
ちなみにハードウッド材はこの他にもありますが、主に代表的なものをあげました。
価格と耐用年数は、木工ランドのサイトに記載されているもの(2022年、4月現在)になります。
色んなサイズがありますが、20×105×2500mmのサイズで価格を比較してみました。
【イペ】
- 耐用年数 : 20〜30年
- 価格 : 2,540 円(20×105×2500mm)
多くの公共施設に使われているほど耐久性が高い。”海ほたる”でも使われている材。価格的に少し高いが、反り、曲がりや節も少なくささくれが起きにくい。アレルギー反応をおこすことがまれにあるので風通しの良い場所での作業がおすすめ。
【ウリン】
- 耐用年数 : 25〜40年
- 価格: 2,310 円(20×105×2500mm)
一生腐らない木といわれるほどの耐久性をもち、別名アイアンウッドといわれている。防虫防水性が高く防腐剤が不要なので人にも優しい。施工後に樹液が出ることがあるので数ヶ月は洗濯物を直接干さないなどの注意が必要。
【セランガンバツ】
- 耐用年数 : 15〜20年
- 価格 :1,640 円(20×105×2500mm)
耐久性と強度に優れた材。イペやウリンに匹敵する強度がありながらも、価格が比較的安い。公共の場での多くの使用実績があり、堅く密度が濃いので重量感がある。メンテナンス不要でコストパフォーマンスに優れている。
【イタウバ】
- 耐用年数 : 15〜30年
- 価格 : 1,500 円(20×105×2400mm)※イタウバのみ規格が異なります
他のハードウッドに比べて加工がしやすい。耐久性が高く桟橋など雨風にさらされる環境でも多く使用されている。油分が多くとげやササクレが出にくい。なめらかな木肌で肌触りが優しい。シロアリにも強い。
ウッドデッキ材料におすすめはイタウバ④ハードウッドの購入先
ウッドデッキの材料を調達する方法は、ホームセンターか通販で購入しました。
種類が豊富なインターネット販売に比べ、ホームセンターは取り扱い種類が少ないです。
木は一本一本色も模様も違うので実際手にとって見て選ぶことができるのは店頭ならではの良さですが、大変なのが運ぶとき。ハードウッドは堅くて丈夫な材なので、その分比重がありとても重いんですよね。ウッドデッキの材は長さがあり、量も多いので、自宅まで運ぶのにかなり労力が必要です。
この点、インターネット販売だと割高な場合もありますが、自宅まで運んでくれて便利。枚数が多ければ多いほど運ぶ手間がかかるので、割高分は時短と労力分と考えました。
わが家がいつも利用しているホームセンターでは、取り扱っていたハードウッドが限られており、イタウバ材は通販のみ。
ちなみに、利用した木材の購入先は木工ランドです。インターネット販売は、模様や色味は選べない難点はありますが、とにかく種類が豊富。さらに、重くて長いハードウッド材を自宅まで運んでくれるのは、これだけでも利用する価値があります。
ウッドデッキ材料におすすめはイタウバ⑤費用の総額
ウッドデッキを作ろうと思ったら、総額どのくらいかかるのか気になると思います。
大まかな概算ですが、横2800×奥行き1100mmサイズの材料費と工具代で合計8〜9万円で作ることができました。(昨年、さらに拡張したので、現在はもっと広くなりました。)
おそらく天然木を使ったウッドデッキを業者にお願いしたら倍以上はかかったと思います。
労力はかかりますが、費用が抑えられるのがDIYの醍醐味ですね。
総額の内訳はこちら↓
- 基礎部分の木材(セランガンバツ)30,000円
- 床の木材(イタウバ) 30,000円
- ブロックや釘、砂利や砂など:10,000円
- 工具代(インパクトドライバーやクランプ、水平器など)〜20,000円 ※一から工具代を準備する場合はもっとかかります。
DIYには、材料費の他に工具の分の費用もかかります。ハードウッド材にはインパクトドライバーは必須、その他に電動丸ノコギリ、水平器やクランプなども使いました。
ウッドデッキ材料におすすめはイタウバ⑥経年変化
↑窓辺のグレー部分が、3年経ったイタウバの色です。
元々の赤茶っぽい色がグレーになりました。
昨年、ウッドデッキを拡張したので、この写真はその完成直後のもの。
始めこそ色の違いが目立ちますが、完成後、1年も経たないうちにすっかり馴染みました。
今では、拡張部分も赤茶からグレーに変化(灰色化)しています。
また、イタウバの肌触りは、当初、油分が多いのでしっとりしていましたが、現在はほとんど感じなくなりました。
紫外線や雨風により、以前に比べだいぶ木が乾燥したような気がします。
とはいえ、裸足で歩く感覚の気持ち良さは変わらないまま!
【灰色化とは?】
灰色化とは木材が雨風や紫外線で風化して、色味が灰色に変化すること。
ウッドデッキ材料におすすめはイタウバ⑦使い心地
DIYしたウッドデッキを3年間使ってみた使い心地について、床材をイタウバにして良かったと思うことを紹介します。
- ささくれなし
- 塗装要らず
- メンテナンスが楽
ささくれが出ない安心感
裸足で歩くことを大前提に、ささくれがでにくくて怪我の心配がいらずで安心なイタウバを選びました。
3年経過していますが、期待通りこれまでささくれができたことはありません。
デッキを製作中、ハードウッドの破片で手を怪我したことがあり、ハードウッドの堅さは身を持って経験済み…
もし、ささくれがあるところに裸足で走り回ったら、怪我をしかねません。
裸足で歩いても気持ちが良いほど滑らかな肌触りはイタウバならでは。
塗装要らず
塗装は必要なの?という疑問を持つ方もいるかもしれないので、我が家のケースをご紹介します。
我が家のウッドデッキは塗装していません。
頑丈なハードウッドは、塗装要らずでメンテナンスフリーと言われることが多いです。
色みを変えてみたくなったら塗装をするかもしれませんが、今のところ塗装をする予定はありません。
ハードウッドの頑丈さは3年使ってみて折り紙付き。
耐用年数が長く、メンテナンス要らずなのは、初期コストがかかってもハードウッドを選んで良かったポイントです。
メンテナンスが楽
塗装要らずなことも加え、メンテナンスがとにかく楽です。
甲板などに使われているくらい水にも強いので、汚れたときは水を撒いてデッキブラシでゴシゴシ擦るのみ。
堅いので扱いが雑でもなんのその。
気兼ねなく扱えるのは頼もしいです!
まとめ:ウッドデッキ材料におすすめはイタウバ!サイズ・費用・経年変化
【ウッドデッキの材料におすすめはイタウバ!費用やサイズ3年間の経年変化】のまとめです。
- 使用したハードウッドはイタウバ(床板)とセランガンバツ(基礎部分)
- ウッドデッキのサイズは横2800×奥行き1100mm
- 総額は、材料費の他に工具代も込みで、概算8〜9万円
- メンテナンスのしやすさ、安全性は抜群
DIYでウッドデッキを作ろう!そう意気込んだものの、完成するまでは終わりが見えない長い道のりに感じました。手探りで進めながら、本当にできるのか?と何度も思いましたが、やれば意外とできるものです。
今のところガタツキ等もなく、使い勝手も見た目も気に入っています。
家事動線も良くなり、家族でウッドデッキで過ごす時間が増えて、頑張って作って良かった!自分の思い通りのサイズで安く作れるウッドデッキDIYは頑張り甲斐があります。
ウッドデッキDIYに挑戦したい方は、できた時の達成感を想像しながらぜひ頑張ってみてください。